POODL (プードル)  は、深層学習を主とする高度な画像認識のための、データ収集、加工、学習、利用までを一貫して行えるAIプラットフォームです。

本製品の主要な活用事例は、印刷品の品質検査工程です。近年のマシンビジョン技術やカメラ・センシング技術の発展により高速な画像検査システムが開発され、既に多くの印刷現場で活用が進んでいます。

しかしながら依然として多くの現場では人の目による目視チェックが不可欠です。要求される印刷特有のノイズ判断や微妙な色の変化は現在のカメラ・センシング技術の性能限界に近づいています。従来の画像処理手法ではこの入力情報を用いた微妙な識別が難しく、品質検査の効率と歩留まりの維持がトレードオフとなっていました。

本製品は従来の画像検査に加えて本製品の仕組みを活用することにより、目視チェック工程の効率化を実現します。

プログラムレスで簡単に学習

プログラミングの知識を必要とせずに深層学習技術を利用した分類予測モデルを簡単に作成することができます。データを用意し、画面上でクリックしていくだけで、学習済みモデルの構築と、その精度が算出されます。

専用アップローダー

手元のPCに保存されている画像データセットは、専用のアップローダーアプリを利用して簡単に一括アップロードすることができます。Windows版とMac版を提供しています。

アノテーションツール

印刷画像に対する高度な判断が行える、現場の担当者が直接アノテーション（ラベリング作業）を行えるような機能を備えています。

解析

混同行列、２次元マップ、精度などの統計値表示に加え、精度の低かった分類項目について、推論結果とその元画像を具体的に確認しながら精度を高めるための方策を検討できる解析機能を備えています。

コスト設計

本製品を使用して作成した学習済みモデルは、 社内利用に限り何台のシステムに展開しても追加費用は頂きません。ランニングコストを極力節約しつつ、深層学習技術を安心してご利用頂くことができます。

※特注のシステム開発が必要な場合は別途費用が発生する場合もあります。

権限管理

アノテーションを行う現場担当者、学習処理を実行して解析を行う品質保証担当者など、印刷業界に適した権限管理機能を備えています。